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戦場だけじゃない!韓・日の基地にも広がる劣化ウラン弾 (3/23)
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10月下旬に講演いただいた、イラク人医師のモハンマド・シャキールさんですが、このたび大阪大学医学系研究科の博士課程に見事合格しました。日本語のインテンシヴ・コースにも通っており、支援者の皆さんもびっくりな上達ぶりときいています(彼はいわゆる世間でいうところの秀才です)。博士課程では、このまま彼の専門である病理学の研究を続けていくということです。

ところで、シャキールさんはどうして日本に来ることになったのでしょうか。彼のような人物は今のイラクにはとても必要なのですが…。講演会では時間の都合でさらっと流してしまいましたが、そのへんのところが『フレンズ オブ マーシー・ハンズ(旧イラク人医師シャキールさん支援グループ) 』の、このページに詳しく書かれています。ご覧ください。
以下は、彼のおかれた立場や、彼の講演を一層理解するのに役立つと思われるニュースです。現地に近いメディアは何度も報道しているようですが、日本のメディアはなかなか取り上げません。

『田中 宇の国際ニュース解説』 イラクの技術者を皆殺しにする戦略(2006/3/5)

また、イギリスの政策提言型NGOが、2004年以来発表しているイラク医療事情研究レポートの2006年春版には、4~5pにかけてこのようなことが書かれています。

『Medact』 Conflict fuels Iraqi health crisis - Iraq Update Spring 2006
イラク保健省の証言によると、2003年の占領以来、イラクの医者18,000人のうち25%が国を脱出したという(ロサンゼルスタイムス 2005/10/30)。我々が接触した、最近までイラクに住んでいた、あるいは滞在していた人たちによると、医療関係者は襲撃、射殺、脅迫、誘拐、そして国を去るかさもなくば殺すと言われる対象になっていると証言している(メダクト 2006/1/23)。医者は、身代金を払えると誘拐犯に思われているらしい。ある推計によると、占領以来250名の医者が誘拐されている(ニューヨークタイムス 2005/5/30)。一方、イラク医師会によると、2005年は65名の医者が殺害され、その数字は2003年や2004年より多いという(ニューズウィーク 2006/1/9)。

【シャキールさん講演予定】
日時:12月23日(土) 18:30(18:00開場)~20:00
場所:北区民センター 2階 第5・第6会議室
(JR大阪環状線「天満」西徒歩3分、地下鉄堺筋線「扇町」徒歩1分
扇町公園の東北端、関西テレビキッズプラザの北隣にある建物です)
主催:辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動

シャキールさんの近況、支援状況、募金の受付はこちら>>
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プロフィール
イラクの子どもを支援するおおさか市民基金は、小児がんに苦しむイラクの子どもたちを治療支援するとともに、その関連性が疑われている劣化ウラン弾等の非人道兵器の廃止を求める運動を展開しています。また、日本がイラク戦争に加担することに反対しています。
(2006年5月設立)

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